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FOCUS

ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~開催決定!

 親しみやすいキャラクターと愛くるしい容姿から「ニーナ」のファーストネームで愛されている世界的プリマ、ニーナ・アナニアシヴィリ。同世代のトップバレリーナは、シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリが挙げられるが、ギエムは2015年末で引退し、フェリはこの7月に日本ファンの前で久々の舞台復帰を果たした。
 ニーナは、ボリショイ・バレエ団プリンシパルとアメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパルを兼任し、ボリショイでは20年以上、ABTでは16年もの間トップの座で活躍してきた。英国ロイヤル・バレエ団やデンマーク王立バレエ団などでの客演も多く、ロシア人ではじめてニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)にゲスト出演したことでも知られている。

 「大輪の花」と評され、ステップや動き一つひとつに華やかさがあり、観ている人を幸福感で満たしてくれるプリマである。そのプリマの来日公演〈ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~〉が、2017年3月に開催決定!10月22日の一般発売を前に、TBS局内で懇談会が開かれた。
 はじける笑顔とともに現れたニーナは30代に見えるほど。キラキラしたオーラを纏って会場もパッと華やいだ。

 旧ソ連から独立したジョージア共和国(旧グルジア共和国)ジョージア国立バレエ団芸術監督就任から11年目を迎えたニーナは、プティパの古典からアシュトンの現代作品など、多数のレパートリーを抱え、海外公演をこなすカンパニーに成長させた。「コール・ド・バレエの質がバレエ団の質を決定する」を信条としている同バレエ団には、日本人、米国人、イギリス人やイタリア人などの海外のダンサーも多く在籍。

 本公演のプログラムについて、
「バレエの基本であるプティパの作品を観ていただいて、プティパをベースにしたバランシンの作品を楽しんでもらいたいと思います。『モーツァルティアーナ』は、チャイコフスキーがモーツァルトに畏敬の念が込めて作曲した楽曲のタイトルですが、バランシンの晩年の振付作品です。その意味で、バランシンにとってのレクイエムといえる作品かもしれません」。
 ニーナがはじめて本作品を踊ったのはボリショイ劇場でのことだが、「夫がこの作品の踊る権利を購入してプレゼントしてくれました」というロマンチックなエピソードも。白と黒を基調としたスタイリッシュな作品を堪能したい。

 バランシンとニーナは同じジョージア共和国出身。その縁もあって、バランシン作品が多く上演されるのは当然の流れといえるだろう。ニーナ曰く「私たちバレエ団にとっても光栄なこと」と語るが、「ボリショイ・バレエ団に所属しながらアメリカン・バレエ・シアター(ABT)でも踊った、当時としては唯一のダンサーでした。その時代は上演の権利を持っているカンパニーに所属していなければバランシン作品を踊れなかったので、踊れるようになるには20年近くかかりました」。
 また、本プログラムの『セレナーデ』はバランシンの原型ともいえる代表作の一つであり、世界各国で上演され続けている名作。その他、アシュトンの『タイス』、古典作品の名作『白鳥の湖』『眠れる森の美女』と『ドン・キホーテ』の上演も決定。

 「『タイス』と『眠れる森の美女』は、見た目よりも複雑なステップが組み込まれていて難しい作品ですが、日々のレッスンで磨いたスキルを堪能していただきたい。『白鳥の湖』は私自身のトレードマークのようなものです。ボリショイのデビューもそうでしたし、ABTでも『白鳥』でデビューを飾り、引退公演も『白鳥』でした。いつ踊っても飽きることはない作品です。キトリはしばらく踊っていないので楽しみ。(ドン・キホーテの)キトリのキャラクターが一番私に近いかもしれないわ」
 
 出演は、同バレエ団プリンシパルとなったはじめての日本人、高野陽年を含む40名あまりのダンサーと、マルセロ・ゴメス、アレクサンドル・ヴォルチコフの出演が予定されている。
 古典作品を愛し、様々なレパートリーを踊り、世界中の人々を魅了してきたニーナ。
「代表的なクラシック作品を日本でお見せするのはこれが最後となります」という〈~最後のクラシック・ガラ~〉をしっかり目に焼き付けたい。

 

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公演情報

ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~
【Aプロ】『白鳥の湖』より第2幕・4幕『セレナーデ』『眠れる森の美女』より ほか
 2017年3/16(木)、18(土)東京文化会館大ホール
【Bプロ】『タイス』パ・ド・ドゥ『モーツァルティアーナ』『ドン・キホーテ』より ほか
 2017年3/19(日)、20(月・祝)東京文化会館大ホール
 http://www.tbs.co.jp/event/nina-ananiashvili/

*一般発売2016年10月22日