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ダンスと音楽が溶け合う映画『ハートビート』

映画・ドラマ

 アメリカ人として初めてマリインスキー・バレエに入団したキーナン・カンパが、映画『ハートビート』に初主演デビューを飾る。バレエダンサーになるために生まれてきたかのような恵まれた肢体と容姿。どこか儚げな表情に惹き込まれる。彼女がひとりスタジオでレッスンするシーンは溜息もの。

 ストーリーは、奨学金を得て米ニューヨークにやってきたバレエダンサーの卵であるルビー(カンパ)が、地下鉄でバイオリンを演奏するイギリス人青年ジョニー(ニコラス・ガリツィン)に出会うところから始まる。それぞれの夢を叶えるために奮闘する姿を、友情と愛情を織り交ぜながら活き活きと描く。

 このガリツィンのスター性にも注目である。実年齢ではカンパより6歳ほど下であるが、映画ではそれをまったく感じさせない悠然とした憂いある雰囲気を纏い、今後間違いなくトップスターとして君臨するであろうオーラ―を漂わせている。
 カンパが本物のバレリーナなので、当然ガリツィンの本業もバイオリニストと最後まで勘違いさせられたぐらい、彼が音楽を奏でるムーブメントや表情には説得力があり、力強い。

 本映画はダンス一色と言っていいぐらい、様々なダンスシーンが盛りだくさん。軽快な音楽とともに踊り出さずにはいられないほど気分を盛り上げてくれる。地下鉄のダンスバトル・シーンは爆発的なエネルギーがすさまじい。ぜひ映画館で体感してほしい。そしてクライマックスとなる“弦楽器&ダンスコンクール”に使用される現代音楽、そしてバイオリンとダンスがほどよく溶け合ってとても心地よい仕上がりになっている。

 監督は、「マーリー2 世界一おバカな犬のはじまりの物語」のマイケル・ダミアンがメガホンをとり、ダンス映画「ストンプ・ザ・ヤード」のデイブ・スコットが製作総指揮と振付を担当。

ハートビートメイン

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ニコラス・ガリツィン as ジョニー

 

公演情報

映画『ハートビート』
2016年8月20日から、東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
http://heartbeat-movie.jp/