マシュー・ボーン演出・振付の『眠れる森の美女』が恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAで、7/4（土）から上映される。出演は、ボーン率いるニュー・アドヴェンチャーズのキャストで2013年5月のイギリス、ブリストル ヒッポドローム劇場の収録版。

　第1部は1890年のオーロラの誕生、第2部は1911年のオーロラの誕生パーティー、第3部は2011年のオーロラの目覚めと続くが、ボーンならではのオリジナル・テイストが導入されており、オーロラ姫が眠りから目覚めた世界は現代に設定されている。さらに、従来ではリラの精は女性が踊るのが定番だったのが、ボーンは男性ダンサーを配役している。100年の眠りからキスで目覚めるオーロラ姫は、その後ハッピーエンドで幕を閉じるのがお決まりであるはずなのだが、ボーン版はそうシンプルにいかないところも見どころである。

　また、マシュー・ボーンの代表作である『白鳥の湖』も３Dで公開中で、劇場では観られない角度からも楽しむことができるというのでこちらもお見逃しなく。7月の上映は、ユナイテッド・シネマ豊洲で4（土）からスタート。

Matthew Bourne’s SWAN LAKE. 15-12-2009