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本公演は、大貫勇輔とマリンバ奏者SINSKEの2014年公演『Clementia』に続く第2弾。「クレメンティア」とはラテン語で「寛容」を意としているが、本公演ではさらに各界の先鋭アーティストたちを増員しパワーアップした。
昨今ではアクターとしても活躍が著しいダンサーの大貫勇輔と、Kバレエ カンパニーのプリンシパル・ソリストの宮尾俊太郎の初共演が話題を呼んでいる。じつは親友というほど仲の良い彼らの結束も楽しみだ。日本舞踊界からは、尾上流四代家元三代目の尾上菊之丞(おのえきくのじょう)が出演。尾上は、宝塚歌劇団や蜷川幸雄の演出作品で振付も手掛けるなど、コレオグラファーとしても知られている。
音楽界からは藤原道山とSINSKEの再登場となる。藤原は、人間国宝の山本邦山に従事した実績を持つ尺八奏者。ピアニストやチェリストなど様々なアーティストとコラボをしているが、SINSKEとの繋がりも強く、12年から「世界最小オーケストラ」と称して毎年全国ツアーを行っている。
構成・演出・振付は、東宝、劇団☆新感線、宝塚歌劇団などの振付を手掛ける川崎悦子が務める。この個性光る5人の男たちをどう料理するのか、舞台が待ち遠しい。