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北野武が長年あたためてきた企画を舞台化した『海に響く軍靴』。
フィリピン・ルパング島に戦後約30年間もの間、潜伏し戦闘を続けていた実在の小野田寛郎氏に着想を得た物語である。戦時中の南太平洋の孤島に漂流した敵同士の日本兵とアメリカ兵に友情が芽生えるストーリーとなって生まれ変わった。
日本兵にはタップダンサーのHIDEBOHが扮し、コレオグラファーも務める。2015年には西島数博主宰の<プラミアム・ダンス・ガラ>に振付・出演で参加し、金田あゆ子、穴井豪などのバレエ・ダンサーと共演するなど、活動の場を広げている。
アメリカ兵役には、Tamango(タマンゴ)がニューヨークから来日。「ジャズタップ」というフリースタイルのタップと、アフロ・カリビアンダンスを融合させた独自のスタイルを持つダンサー。
アメリカ人の女性記者役には、ミュージカル界のスターとして知られる島田歌穂が配役。女優や歌手として演劇やコンサート、ライブなどでの出演の機会も多い。
北野武とHIDEBOHの12年ぶりのコラボがどう花開くのか、楽しみにしたい。
公演情報
『海に響く軍靴』
2015年10/30(金)、31(土)博品館劇場
http://www.theater.hakuhinkan.co.jp/pr_2015_10_30.html