『DANCE SYMPHONY』とは、その言葉どおり4楽章から構成されるダンス・パフォーマンス。
バレエ、コンテンポラリー、HIPHOPなど、様々なジャンルの男性ダンサーたち15名余りが、ユーモアセンスも織り交ぜながらのポップなステージが繰り広げられる。2007年初演の『DANCE SYMPHONY 2007』、2010年の『LOVE』、2013年の『Beautiful』と続き、2015年のタイトルは『THE DANCERS』。

　初演では元モーリス・ベジャール・バレエ団の小林十市が、2013年にはフランス国立マルセイユバレエ団の遠藤康行が振付に加わるなど注目を集めた。 初演から継続してメンバーを率いるのは構成・演出家の荻田浩一と、新上裕也と西島数博が今回も振付メンバーに名を連ねる。
　これまですべての『DANCE SYMPHONY』に出演している西島数博、東山義久、森新吾、中塚皓平、東文昭、森川次朗を筆頭に、新メンバーの張傲月(Zhang Aoyue)や、元Kバレエ カンパニーのDANIEL（荒井英之）、ミュージカル界の千田真司などを含め計17人が出演。水夏希と鄧紅(Deng Hong)の女性メンバーも加わり、鄧紅は古琴奏者としてゲスト出演する。

　4回目の出演となる西島は、近年ジャパン・ダンス・イノベーション〈J.D.I.〉を立ち上げ、今年4月に『プレミアム・ダンス・ガラ』を主催するなどディレクターとしても活動中。東山・森・中塚の3人はDIAMOND☆DOGS（D☆D）の中心的メンバーであり、エンターテイメント性溢れるステージングで振付センスも光る。
　また、元法村・友井バレエ団のソリストで日本バレエ協会の『合同バレエの夕べ』などに出演経験のある東や、2013年にマシュー・ボーン演出・振付『ドリアン・グレイ』のエドワード・ブラック役に抜擢された森川など、6人のコアメンバーを中心にクライマックスを盛り上げる。タイトルに「最終楽章」とあるだけに、今回で見納めになりそうなラスト・ショウをお見逃しなく。