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フレンチ・シャンソンとダンスで贈る『En Piste-アン・ピスト』

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「ピスト」とは、フランス語でサーカスの円形舞台、陸上競技や競輪のトラック、飛行機の滑走路などの意であるが、「アン・ピスト」という口語には「さぁ、はじめるよ」という意味もある。
いったい何が始まるのか?

 1980年代のフランスで誕生したヌーヴェル・ダンスは「新しいダンス」としてダンス界を席巻し、コンテンポラリー・ダンスの一種として地位を確立。世界的に有名なアンジュラン・プレルジョカージュ、マギー・マランなどの振付家を生んだ。
 その流れを組み活躍した3人の振付家が結集。共に還暦を迎える3人が「シャンソン・ドゥ・ジェスト(身振りのシャンソン)」という手話のようなスタイルで、抒情的且つユーモアを交えた独特な踊りを披露する。黒い装束に大きな白い丸襟をまとった3人の姿は、摩訶不思議な手品がはじまるような異質感を醸し出している。

 ドミニク・ボワヴァン、パスカル・ウバン、ダニエル・ラリューはともに振付家兼舞踊家であり、来日公演を行っているが、3人での日本公演は初。ボワヴァンは、リヨン・オペラ座バレエに『くるみ割り人形』の振付け経験もあり、ウバンは「シャンソンで踊る」スタイルを確立したアーティストであり、ラリューはフランスのトゥール国立振付センター芸術監督として活躍した実績を持つ。

 本公演は「シャンソン」が重要な要素であるが、エディット・ピアフの「オートバイの男」やレオ・フェレの「もう何もない」など、16曲のフレンチ・シャンソンを60分の中に凝縮して贈る。
「みなさんに伝えたい思いをシャンソンとダンスに込めました」という舞台、さぁ、はじまります。

※動画はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=9cGePSzzEn8

公演情報

『En Piste-アン・ピスト』
2015年11/6(金)、7 日(土)彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3052