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オーケストラ・オペラ・バレエの”フルコース”をお届けする〈ファンタスティック・ガラコンサート2015〉

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 毎年恒例の〈ファンタスティック・ガラコンサート〉が本年度も開催される。
オーケストラとオペラ、バレエを気軽に楽しんでもらう趣旨のもと、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による演奏で2006年から続くシリーズ。宮本益光・司会の分かりすく楽しい解説には定評があり、バリトンとしても舞台で歌う二役をこなす。オーケストラ・オペラ・バレエのそれぞれ3部門から名曲の数々をお届けする。
 10回目を迎える本公演は、人気が高い名作『カルメン』やオペレッタなどを取り揃え、本公演ですっかり定着している松尾葉子の指揮と、ソリストにソプラノの塩田美奈子、メゾ・ソプラノの林美智子、テノールの望月哲也、ピアニストの外山啓介、ヴァイオリニストの石田泰尚の出演が決定。そしてバレエは、神奈川出身の東京バレエ団のプリンシパル、上野水香が今年も登場。

 オーケストラは、外山啓介ピアノのガーシュイン『ラプソディ・イン・ブルー』や、ラヴェルの『ボレロ』。オペラからは、シュトラウスⅡ世の『こうもり』、ドヴォルザークの『ルサルカ』、モーツァルトの『フィガロの結婚』などの名アリアを上演。
 バレエは、上野のコケティッシュな雰囲気が良く似合う『カルメン』のソロと、2014年の〈上野水香プロデュースバレエJewels from MIZUKA〉で上演され好評を得たローラン・プティ振付『レ・トロワ・ジムノペディ』の再演が決定。出演は同じく上野と柄本弾になるが、外山啓介とは初共演となる。
 上野にとってプティ作品は、「バレエ人生の転機になった」と語っているだけに思い入れが強い。それだけに、〈Jewels from MIZUKA〉の『ジムノペディ』では、長い肢体を活かした美しいラインと活き活きとした表情がとても印象的で、キラキラとした輝きを舞台に振りまいていた。複雑なリフティング・テクニックを要する柄本とのパートナリングにも期待したい。

公演情報

〈ファンタスティック・ガラコンサート2015〉
2015年12/29(火)神奈川県民ホール
http://www.kanagawa-kenminhall.com/detail?id=33860