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〈 第59回 NHKニューイヤーオペラコンサート〉に中村恩恵と首藤康之がゲスト出演!

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NHKニューイヤーオペラコンサートが2016年で第59回目を迎える。1958年から毎年1月3日にNHKホールにて開催される名作ハイライト・シリーズ。2016年のテーマは、「ライフ・イズ・ ビューティフル~いのちの輝き~」。予定演目は、シェイクスピア没後400年にあたり、シェイクスピア作品にちなんだ歌劇の名アリアを選曲。グノーの歌劇 『ロメオとジュリエット』から「私は夢に生きたい」、ヴェルディの歌劇『オテロ』から「アヴェ・マリア」を、そしてロッシーニの『セビリアの理髪師』歌劇をハイライトで贈る。

 2016年の指揮者は山田和樹。まだ30代でありながらキャリア・知名度・実力において世界的に注目を浴びている指揮者である。30歳でブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を果たし、BBC交響楽団、パリ管弦楽団など名立たるオーケストラを指揮。2012年からスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、2014年よりモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任、そして2016年には同管弦楽団で音楽監督兼芸術監督の就任も決定している。

 特別ゲストには、ダンサーの中村恩恵と首藤康之の出演が決定。鈴木優人のオルガン演奏での共演となる。鈴木はオルガニストとしての顔だけでなく、指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリストとしても活躍するアーティスト。2013年には勅使川原三郎と佐東利穂子と共演もしている。

 中村と首藤は、先月の横浜赤レンガ倉庫のダンス・ワーキング・プログラム公演『Silent Songs』で、愛と死をテーマに踊り好評を博した。ダンスの歴史を身体的表現に乗せ、セリフとユーモアセンスを巧みに織り交ぜた。舞踊とセリフのバランスも良く「踊る歴史」を見事に体現。
 本公演では、米国の作曲家フィリップ・グラスの歌劇「サティアグラハ」を用いた新作を発表する。パイプオルガン特有の音色を活かした楽曲で、インドの独立運動家マハトマ・ガンジーの生涯をテーマにしたオペラ最終幕。インド音楽のリズム構成を得意とするグラスの音楽と、中村の振付がどのようなケミストリーを生み出すのか想像が膨らむ。

 そして昨年に続き、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。合唱は新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部と司会は石丸幹二。ソリストは、ソプラノ・メゾソプラノ・アルト・カウンターテナー・テノール・バリトン・バス・ゲスト出演者らを含め、総勢キャスト30名あまりを数える華々しい舞台となる。新年の幕開けを祝う絶好のセレモニーとなるだろう。

公演情報

第59回 NHKニューイヤーオペラコンサート
「ライフ・イズ・ビューティフル~いのちの輝き~」
2016年1/3(日)NHKホール
https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=531